まとめている間にFirefoxがアップデートしちゃったよという取得物2006/01/20 23:46

書籍

[雑誌]

  • OpenSauceMagazine2006年2月号(SOFTBANK)
    第1特集Firefox1.5を使いこなせ
  • Number645号(文芸春秋)
    ~覇拳 格闘進化論~
    [特別取材]早稲田ラグビー「清宮イズムの結実」←これに惹かれて購入

[マンガ]

  • B型H系2巻(さんり ようこ 著,ヤングジャンプコミックス,集英社)
  • フルーツバスケット19巻(高屋 奈月 著,花とゆめCOMICS,)
    あれが伏線だったのかというオドロキと,ばしばし回収されていくのが快感。けっして暗いマンマにしないのも良し。ああ,読んでいて楽しい。
  • 絶対可憐チルドレン1巻(椎名 高志 著,少年サンデーコミックス,小学館)
  • 絶対可憐チルドレン2巻(椎名 高志 著,少年サンデーコミックス,小学館)
    2005年11月15日初版発行で第4刷おおすごい。
    2006年2月20日発行って…。マンガの奥付をあまり見ていませんでしたが,いまは雑誌みたいにこういうものなのでしょうか。
  • 絶対可憐チルドレン3巻(椎名 高志 著,少年サンデーコミックス,小学館)
    初版。2006年2月15日発行…。やっぱり違和感バリバリ。

[新書]

  • 「ニート」って言うな!(本田 由紀, 内藤 朝雄, 後藤 和智 著,光文社新書,光文社)
  • 世にも美しい数学入門(藤原 正彦, 小川 洋子 著,ちくまプリマー新書,筑摩書房)
  • 日本語の森を歩いて フランス語から見た日本語学(F. ドルヌ, 小林 康夫 著,講談社現代新書,講談社)

[単行本]

  • 銀齢の果て(筒井 康隆 著,新潮社)
  • ベン・バーナンキ 世界経済の新皇帝(田中 秀臣 著,講談社BIZ,講談社)
    帯に大きく「日銀はケチャップを買え!」
    素敵です。
  • ソフトウェアの匠(まつもと ゆきひろ, 萩原 正義, 高林 哲, 羽生田 栄一, 八田 真行, 日経バイト (編集) 著,日経BP社)
    確かにこの厚い紙は読み辛くていただけない。

ホテル・ルワンダ2006/01/20 23:46

混んでいそうなので別の映画にしようかと思っていたが某所の某絵を見て『ホテル・ルワンダ』に変更。

12:15ぐらいに到着。1:05の回で整理番号は22番でした。

この映画はある日始まった大虐殺の中で,ホテルを守り,ホテルに逃げ込んできた人たち(=客,お金は無いにしても)を,賄賂やコネや口の上手さを駆使して守り抜いた男性の物語です。

Number645号にあったシンデレラマンの広告をもじって言えば家族(実際の家族,擬似家族:従業員・客)のために(コネから賄賂から口八丁から様々なものを使って)闘ったヒーロー普通の人の物語です。(ヒーローではありますが,アクション映画などでのヒーロー(タフガイ)ではなく普通の人として描かれます。パンフレットの町山智浩さんの解説によれば実際にはエリートタイプだったそうですが)。

公式サイトでのINTRODUCTIONの出だしは以下のようになっています。

"1994年、アフリカのルワンダで長年続いていた民族間の諍いが大虐殺に発展し、100日で100万もの罪なき人々が惨殺された。アメリカ、ヨーロッパ、そして国連までもが「第三世界の出来事」としてこの悲劇を黙殺する中、ひとりの男性の良心と勇気が、殺されゆく運命にあった1200人の命を救う。"

映画「ホテル・ルワンダ」公式サイト

“アフリカでの大虐殺”ということに引きずられそうになりますが,それに対する町山智浩さんの指摘は重要だし,これを頭に入れてから観に行ったほうが良いのではないかと思います(ある程度のストーリー展開が分かったからと言って面白くなくなる映画ではありません)。

  • 『ホテル・ルワンダ』を観て、「アフリカは悲惨だな。先進国が何かアフリカのためにしてやれることはないか」と思うのは、間違っている。
  • 孤立無援のポールさんが守り通したモラルは愛国心でもキリスト教の教えでもなく、ホテルマンとしての、接客業としての職業倫理だった。

    ポールさんは職業の倫理だけに従うことで、多数派から独立した判断を貫いた。
  • ベイエリア在住町山智浩アメリカ日記 - 「ホテル・ルワンダ」と「帰ってきたウルトラマン」

民族間の憎悪は徐々に徐々に染み込んで行きある日突然現れる。そして,自分の身が脅かされるまでは,自分の安泰な生活を崩したくない為に気付かない振りをしてしまう。ここが自分の身にも十分起こり得て,自分もそうしてしまうだろうと感じて,ああと呻きそうになる場面でした。。

この映画は仕事に対する責任感と誇り,大事の前では何の力も無いかもしれないが,それでもベストを尽くす矜持の物語でもあります。

命からがらホテルに逃げ込んで,そこで混乱期にも係わらずワイシャツを着てネクタイを締めホテルマンとしての当たり前を全うする姿にぐっと来ました(その後も汚れたら着替える)。

ホテルもギリギリまで(客が実際には避難民であっても)体裁を保つ姿に,(そうでもしていないと見の置き場がないというのもあるでしょうが)やはり仕事に対する誇りを感じます。

腐敗があって助かることもあるということも考えてしまいました。

腐敗はいけないこととされていますが,腐敗があるからこそ賄賂を使って生き残る術もあるわけです。純粋な集団にはそういう隙がありません。

上映が終了して帰る人と次の回を待つ人とでロビーはごった返していました。その中で前を行くカップルの会話が聞こえてきました。

女:なんでこんな映画に人が一杯来ているの?

男:でも,ほら,結構よかったじゃない

なぜでしょう?>面白いからです。

そして,純愛とか可哀想といった感動とは別の感動があるからです。この映画はそういう映画です。

付記

『ホテル・ルワンダ』については↓が一番参考になります(ここの活動が公開まで持ち込みました)。

『ホテル・ルワンダ』日本公開を応援する会
http://blog.livedoor.jp/hotel_rwanda/