喪失2006/08/11 23:55

例えば俳優は代表作が流されるでしょう。
テレビに出るほどの有名人であれば,出演したインタビューなりバラエティ番組なりが流される。
しかし,声優というものはその声の露出とは裏腹に,映ることはあまりない。
名前すらも意識はされない。
新聞の片隅の記事だけで,気付かれないままひっそりと消えてゆきます。

だから,その存在を知っている我々も,その事態にショックを受けつつもどこか遠い国の出来事のように思ってしまう
そして,ある日何気なくその声を聞き思うのでしょう。ああ,もうこの声を聞くことは出来ない。
もはや喪われてしまったのだと。

18才と若い役には出演3作目(本格的には2作目)の声優が合っていたのかもしれない。

合掌

#『無敵鋼人ダイターン3』 破嵐 万丈役など 享年56歳

他人の褌でとる 曽我町子さんの追悼2006/05/27 01:54

本日「宇宙刑事魂」(曽我町子さんの遺作)を求めにヨドバシカメラに参ったのですが,折悪く,「NintendoDS Lite」の入荷にあたってしまい,あまりの行列に断念いたしました。

傷心を抱えて帰宅いたしましたところ,それを癒してくれる追悼文が待っておりました。

小川ぴいさんの「時評圏外」です(5月26日の朝日新聞夕刊,文化・芸能欄)。

短い文章の中で業績に触れ,仕事(声優辞典の編纂)でいただいたFAXを通じて人となりを紹介する,見事な追悼文でした。

朝日新聞をお読みになっている方は是非ご覧ください。

このコラムは,朝日新聞のサイトを探してみましたがありませんでした。

その代わりにオバQからお店(曽我町子コレクション ステラ)を開く経緯を紹介した記事がございました。

asahi.com:第4部 わが街・国立 オバQ(上) - マイタウン多摩

曽我さんといえば,人によってはレインボーマンのゴッドイグアナ(M作戦の塩沢トキさん演じるイグアナの母親)でもあるのですが,やはりヘドリアン女王(デンジマン・サンバルカン)などの女王役の印象が強く,そちらでの紹介が多いようです。

ご不満の向きは
特撮・戦隊シリーズファンサイト HERO BOX
内の
インタビュー企画第一弾~曽我町子さん~
をご覧ください。

ゴッドイグアナがヘドリアン女王とつながっていることが良く分かります。

また,曽我さんが真剣に取り組んでいらしたことがよく伝わってまいります。

役を愛し愛され,死の直前まで演じていられた曽我さんのお仕事を観ることが出来た我々は幸せであったと思います。

合掌

世界を大いに盛り上げているらしい涼宮ハルヒの団2006/05/21 23:48

4月から「涼宮ハルヒの憂鬱」のアニメ版が始まりました。

日本でも書店によっては新刊が売り切れるなどの人気になっているようですが,海外でも既に盛り上がっているようです。

Wikipediaでも既に項目が出来ております。

The Melancholy of Haruhi Suzumiya - Wikipedia, the free encyclopedia
http://en.wikipedia.org/wiki/The_Melancholy_of_Haruhi_Suzumiya

Google Trendsで"haruhi"の結果
http://www.google.com/trends?q=haruhi&ctab=0&geo=all&date=2006-4

YueTubeでも311登録があります。
http://www.youtube.com/results?search=suzumiya

オリジナルそのままのもの以外ではエンディングが人気のようです
ガンダムとか文字とか赤木バージョンなど色々あります。

一番有名なのははめ込みをつかったりして一人でやった
http://www.youtube.com/watch?v=FSpwiGFyvo8
でしょう。

ファンサイトの

SOS団<
http://sos-dan.com/

はそれのavi版があります。

また,エンディングのダンスの解説や振り付けを覚える用の動画ファイル(鏡映しにしてそのままマネればいいようになっている)などもあります。

ドイツのファンサイトもあります。

SOS Dan (Sekai wo ooini moriageru tame no Suzumiya Haruhi no dan)
http://www.milchclan.com/haruhi/enter.html

原作は落ち着いたSFでそれぞれの話で趣向が凝らされております。 アニメもそれを踏襲して落ち着いているのが面白いのですが,1話など原作ファン以外は置いてけぼりであり,ここまでの人気になっているのが不思議です。

原作でも比重が増している長門さんが人気のようです(綾波萌えの人は被りそう)。

太ったシャアじゃないアメリカ産のガンダム2006/02/08 00:39

スラド経由。 ポイズン,MR.BIGのリッチー・コッツェンがガンダムのカバーアルバムを出すとのことです。 「哀 戦士・Z×R featuring Richie Kotzen and Cyndi Lauper」(2006/03/22発売) リッチー・コッツェンがどういう曲をやっているかは,彼の公式サイトで聴けます。

公式サイト(このアルバムについての情報はぱっと見では見つからず) http://www.richiekotzen.com/

CDJournalの記事 - ニュース - ガンダム・シリーズの人気曲をR・コッツェンがカヴァー!C・ローパーも参加 http://www.cdjournal.com/main/news/news.php?nno=10791

上記の見出しにもあるとおり,シンディ・ローパーが参加して「哀・戦士」を歌うそうです。 パワフルで良いのではないかと思いますが,歌詞は英語なのでしょうね(日本語でやられると変な感じになりそう)。

劇場版ゼータの曲が入っているところに複雑な思い(あれを三部作やテレビシリーズと同等に扱うのはどうか)がありますが,「水の星へ愛をこめて」がどうなるのかが楽しみです。

かなり自由な解釈になるでしょうね。 昔流行った,マンガのイメージアルバムを思い出してしまいました。