王監督退院 ― 2006/08/02 23:57
王監督が無事退院されたようで何よりです。
しかし,記者会見長すぎませんかね。
色々と気を使ってしまわれる方のようですから(車に乗り込むところでも挨拶されてましたし),マスコミの方々には気を使わせないよう配慮してもらいたいです。
少女マンガは少女が出てくるマンガではありません。 ― 2006/08/08 01:42
『週刊新潮8月10日号』に,“「少女マンガ好き」麻生外相は「途中で降りる」?”という記事がございました。
以前(7/29 “インタビューから見える麻生外務大臣”)に麻生氏の像として,『メカビ』のインタビューで『ローゼンメイデン』を少女マンガだろ
と発言したことを元に,少女マンガあまりは読んだことがない。
と書きました。
ですので,外したかとドキドキしながら当該記事を確認してみました。
……またしても『ローゼンメイデン』でしたorz。
記述がなく,誰の発言かは不明なのですが,『ローゼンメイデン』を読んだことがないし,掲載誌も知らない方だと思われます。
通常,『ローゼンメイデン』が少女マンガとして紹介されることはありません。
何をもって少女マンガと考えているのかは興味深いです。
元ネタは『メカビ』のインタビューなんてところかもしれませんが。
また,『ローゼンメイデン』の紹介も何を参照したのかわかりませんが
これは“萌え系美少女”のアンティーク人形が多数登場し,その背中についたぜんまいを巻くと,人形の僕となってしまうという物語。
『週刊新潮8月10日号』P.136
と何やら恐怖マンガのような怪しげなものでございました。
これについては,1巻の斜め読みですとそう考えてしまう余地はあるかもしれません。
どちらにせよ父ちゃんが頑張る話だよな。
以上に大雑把であると思います。
ちょっとインターネットで検索をかけるとか,(問題のある記述があるという意見もありますが)Wikipedeiaでも調べればわかりそうなものなのに。
喪失 ― 2006/08/11 23:55
テレビに出るほどの有名人であれば,出演したインタビューなりバラエティ番組なりが流される。
しかし,声優というものはその声の露出とは裏腹に,映ることはあまりない。
名前すらも意識はされない。
新聞の片隅の記事だけで,気付かれないままひっそりと消えてゆきます。
だから,その存在を知っている我々も,その事態にショックを受けつつもどこか遠い国の出来事のように思ってしまう
そして,ある日何気なくその声を聞き思うのでしょう。ああ,もうこの声を聞くことは出来ない。
もはや喪われてしまったのだと。
18才と若い役には出演3作目(本格的には2作目)の声優が合っていたのかもしれない。
合掌
#『無敵鋼人ダイターン3』 破嵐 万丈役など 享年56歳
“増田本論争”のまとめ ― 2006/08/14 20:25
ご案内
このエントリは元々と学会誌17に拙ブログへのURIが示されましたのでその案内用に作成されました。
今後,“増田本論争”のまとめエントリとして拡充していく予定です。
なお,量が膨大になることが予想されますので,コメントは「“増田本論争”のまとめ」告知のコメント欄をお使いください。
と学会誌17をみてこられた方へ
- 拙ブログに収録してある増田本『日本型ヒーローが世界を救う』をめぐる論争(1,2)には稲葉先生は登場しておりません。(インタラクティヴ読書ノート別館の別館 - アメコミ論争再訪をご覧ください。)
流れにそって論争をお読みいただければわかりますが,増田本に好意的な論者は
- 「増田本に間違いがない」とは主張しておりません。
- 「日本のモノはとにかく素晴らしいのじゃぁー」という主張はしておりません。
コミックマーケット70のカタログ冊子版内のAIDE新聞(共信印刷株式会社発行)内の増田悦佐氏のインタビューもお読みいただくと主張がわかりやすいでしょう。
戻り用リンク:投稿順 増田本論争1,投稿順 増田本論争2
“増田本論争”のまとめ
結局のところ、ぼくも含めて多くの方は、松山氏ほど真剣にはアメコミを愛してはいないのです。
彼らは増田氏の本がもっともらしく口当たりが良ければそれでいいらしい
山本弘「こんな本で日本は救われない」と学会誌17 P.78
【経緯】
田中秀臣氏が『週刊東洋経済』に寄稿した増田悦佐『日本型ヒーローが世界を救う!』(宝島社)の書評を自分のブログ(Economics Lovers Live)に再掲載したところ,アメコミ愛好家がコメントを寄せ,論争になったもの。
松山氏をメインとする第一次増田論争(アメコミの現状,コミックコードをめぐる増田氏の記述)と堺三保氏,海法氏をメインとする第二次増田本論争(コミックスコード(規制)のアメコミ市場への影響について,“規制のある状態よりも無いほうが消費の多様性が豊か”の認否)が行われた。
関連リンク
旧Economics Lovers Liveでのメインの論争(ITOKの羊頭狗肉収録)
EconomicsLoversLive(現Elleの遺跡)の単独エントリ
- 『日本型ヒーローが世界を救う!』補遺(2006/04/24)
- 【まとめ】増田本関連(2006/05/21)
mixiでの論争
箱男氏のはてなダイアリー
- Amy Nyberg『SEAL OF APPROVAL: the history of COMICS CODE』とコミックスコードの影響(当ブログでの再録)
- 増田悦佐『日本型ヒーローが世界を救う!』(宝島社刊)(箱男)。書評(当ブログでの再録)
- スーパーヒーローコミックス=ロボットアニメ説(当ブログでの再録)
【流れ】
- [2006/04/14]田中氏,書評再掲。
- [2006/04/20 10:37]山形氏登場,“ぼくは著者のアメコミ観がそんなに変なものだとは思いません”。
- [2006/04/22 5:04]松山氏登場,“どんなに素晴らしい主張でもその主張を出すまでのプロセスがデタラメでは評論として失格だと思います”。
第一部増田本論争開始 - [2006/04/24 09:27]田中氏『日本型ヒーローが世界を救う!』補遺(Elleの遺跡)投稿。
- [2006/04/25 22:01]田中氏の宣言により第一次増田本論争終結
- [2006/05/20 14:24]堺三保氏登場,“例えば私はミシシッピ大学の出したSeal of Approvalというコミックスコードの歴史研究本を持ってたりするんですが、そこにもワーサム事件を契機とした公聴会を経て出版社が自主規制に踏み切った経緯がしっかり書かれてます”。
第二次増田本論争の始まり。 - [2006/05/20 17:07]海法氏登場,“X-MEN、FF、JLAのアメコミの中での売れ行きを考えれば、それらがマイナーな1割ではなく、9割以上の一般的なアメコミ認識であることは保証します”。
- [2006/05/21 13:03]田中氏新エントリ「【まとめ】増田本関連」(Elleの遺跡)投稿。田中氏による第二次増田本論争のとりあえずのまとめ
- [2006/05/21~2006/5/24]mixiにて論争があった模様(参照:インタラクティヴ読書ノート別館の別館 - アメコミ論争再訪。稲葉氏,海法氏,柳下氏の発言が掲載されています)
- [2006/05/22 19:43]田中氏の宣言により第二次増田本論争終結
- [2006/06/10]箱男氏「Amy Nyberg『SEAL OF APPROVAL: the history of COMICS CODE』とコミックスコードの影響」(再録)。“より重要なのはこの記述からはナイバーグがこの本のワーサムに関する論述で意図したものは彼の「研究者としての業績の再評価」だということがあきらかにわかる点だ。”。
コメント欄に田中氏,堺三保氏登場。コミックスコードの原因はワーサムに疑義(コミックスコード制定の元凶はワーサムに決まってるから増田氏の説は陰謀論という観点への疑義)。 - [2006/06/18]増田悦佐『日本型ヒーローが世界を救う!』(宝島社刊)(箱男)(再録)。箱男氏の書評。“むしろ増田はこういうべきではないのか
「アメリカンコミックスを日本で売りたいならちゃんと売れよアメリカ人」
と。” - [2006/06/26]箱男氏「スーパーヒーローコミックス=ロボットアニメ説」(再録)“いうまでもないことだが、私は「日本マンガと比較してスーパーヒーローコミックスはくだらない」という意見には与しない。”
コメント欄に田中氏登場。 - [2006/08/13]山本弘氏『と学会誌17』に「こんな本で日本は救われない」寄稿(P.78~)。“アメコミを読みこんできた人間より、アメコミに無知な増田氏や自分たちの考えの方が正しい、と主張するのである”。
- [2006/08/16]八田達夫編『都心回帰の経済学』とここでも増田悦佐(Economics Lovers Live) 田中氏による八田達夫編『都心回帰の経済学』(日本経済新聞社)での増田氏の論説紹介と問題点の指摘。
- [2006/08/17]アメコミ論争再訪(インタラクティヴ読書ノート別館の別館) にて議論継続。そのほかQWERTYキーボードについての議論との相似など。
- [2006/08/18]田中氏Economics Lovers Liveに「利権集団的になった「と学会」?」掲載。上記山本氏論説への批判。
- Elleの遺跡
- 論争当時は「Economics Lovers Live」。田中氏の主ブログであった。「Economics Lovers Live」は2006/05/24にhttp://d.hatena.ne.jp/tanakahidetomi/に移転。元サイトは2006/06/18 にマルチライター系ブログ「Elleの遺跡」として再出発した。その後,2007年4月で閉鎖。
以下,作成中
トラックバック再開中 ― 2006/08/15 03:23
トラックバックスパムの来襲を受けておりますので,トラックバックは私が確認しだい公開という形にしております。
とりあえず大丈夫そうなので即時公開に変更しております。 2006.8.16
夜間~明け方にかけての来襲なので,夜間停止という形にします。
原点? ― 2006/08/18 02:32
その昔親戚のカナダ人の子供(日系二世,日本語ちょっとだけ)がはるばる一人で日本にやってきたことがありました。
彼が持ってきたのはガーフィールドのコミック1冊。
ヒーローモノはと尋ねるとつまんないからとの事でした。
何週間か別の親戚の家に行って帰ってきたときに彼はDrスランプの単行本を抱えていました。
何週間か毎日眼を輝かせながら,こんなの読んだことなかったと,飽きもせず繰り返し読んでいます(おかげでガーフィールドを読ませてもらえたのですが)。
こういうものが存在しない世界を考えたことが無かったので虚を突かれる思いでした。
それから私は向こうにあるもの,こっちにあるものに興味を持つようになったのです。
ちなみに,彼の弟はドラゴンボールでした。
鳥山明強し!
「“増田本論争”のまとめ」告知 ― 2006/08/19 00:17
“増田本論争”のまとめを作成中です。
http://itok.asablo.jp/blog/2006/08/14/483548
“増田本論争”のまとめについてコメントがある方はこちらをお使いください。
#意味の良く分からないコメントがありましたので非公開にいたしました。
#公開を希望される場合はメールにてお問い合わせください。
どっち? ― 2006/08/24 00:45
今ちょっと興味があるのは,Bewaadさんのところの韓リフ先生のコメント
ロングテールをツインテールと間違えた時期がありました。
http://bewaad.com/20060823.html#c01
において“ツインテール”という文字から怪獣(帰ってきたウルトラマン)が頭に浮かぶ人と髪型が頭に浮かぶ人とどちらが多いか,どのような傾向があるかです。
帰ってきたウルトラマンを見ていた世代のいくらかや特撮好きの人は怪獣ではないかと考えるのですが,それ以外の人は怪獣の存在を知らず,ほとんど髪型のほうなのではないのかと思います。
また美少女系のアニメやゲームに親和性が高い人は間違いなく髪型でしょう。
図らずも,世代と好みの傾向(特撮とアニメ)ではっきり分かれる事例なのではないでしょうか。
これをどっちに取られるかで,見られ方が分かるかもしれません。
私はモロに世代なのでグドンに喰われるやられるほうが頭に浮かびます。
Googleイメージでの“ツインテール”の検索結果では圧倒的に髪型になっております。
怪獣のツインテールを知らない方のために若干説明をしておきますと『帰ってきたウルトラマン』で初登場した怪獣で,頭が下でエビゾリに直立しており,二本の尻尾が上の方で撥ねております。美少女ゲームに親しんでいる方は怪獣が由来であるといわれても納得してしまうでしょう。デザインは池谷仙克,造形は高山良策。中の人を感じさせない見事な造形です。
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