PS3高い方が人気? ― 2007/01/01 21:21
昨年,暮れも暮れの12月30日の夜ににたまたま新宿ヨドバシカメラに立ち寄りましたら“PS3 20GBモデルあります”の張り紙が。
別のゲーム(「監修 日本常識力検定協会 いまさら人には聞けない 大人の常識力トレーニングDS」)を買うために15人くらい出来ている列に並んでいたら,確かにレジの後ろにPS3の箱が見えます。
次々に買っていかれるかと思いきや,誰も買いません。
あっ,ハードを買う人がいると思ったらPS2でした。
私のところまでPS3を買った人は皆無。
はてさて,みんな60GBのモデルを待っているのか,PS3自体に関心がないのか興味深いところでございます。
「著作権保護期間の延長問題を考える国民会議」と仏頂面の連続写真 ― 2006/11/09 23:37
スラドの記事(著作権保護期間の延長に反対する団体が発足)経由。「著作権保護期間の延長問題を考える国民会議」が発足し,記者会見を開いたとの事。
今年の9月にJASRACこと(社)日本音楽著作権協会や(社)音楽出版社協会,(社)日本文藝家協会など16団体でつくる「著作権問題を考える創作者団体協議会」が発足し著作権の保護期間を現行の著作者の死後50年から死後70年へ延長することを要望する共同声明を発表しました。
- 保護期間を国際レベルへ-「著作権問題を考える創作者団体協議会」発足(音楽出版社協会) http://www.mpaj.or.jp/topics/2006_18.html
- 「著作権保護期間の延長を」――権利者団体が要望書 ネット時代も意識
これに対し,いったん延長を決めると短縮は難しいからもっとしっかり議論しましょうというのが国民会議の趣旨のようです。
発起人の一人の山形浩生さんはご自身のサイト(YAMAGATA Hiroo Official Japanese Page)の「最近の噂」2006/11にて
<それとなんつーひでぇ仏頂面をさらしとるんだ、オレは??!!>
と書いておられましたが,連続写真になっておりました(笑)。
http://it.nikkei.co.jp/photo/ba/MMITba002008112006_2_0_ba.jpg
http://internet.watch.impress.co.jp/cda/parts/image_for_link/28627-13870-4-1.html
(記者会見での起算が“死後”から始まることをみんな知らないのではないか,は重要な指摘と思います)
写真は以下から
- 「議論尽くさない著作権保護期間の延長にNO」・作家や弁護士らが団体発足(インターネット-最新ニュース:IT-PLUS)
- クリエイターら、著作権保護期間延長の議論を呼びかける国民会議発足(INTERNET Watch)
このほか取り上げられているところ。
- ニュース
- 「著作権保護期間の延長、議論を尽くせ」――クリエイターや弁護士が団体発足(ITMediaニュース)
- 本家本元
- 著作権保護期間の延長問題を考える国民会議 - thinkcopyright.org
こちらには,記者会見のMP3もあります。
<「創造のサイクル」登録所
「模倣から創作は生まれない」という意見があります。果たしてそうなのでしょうか? 検証のために、古い作品を下敷きに(脚色・翻案して)新しい作品が生まれた例を集めています。>
に夏目漱石『坊ちゃん』と小林信彦『うらなり』を登録しようとしたら,まだ稼動していませんでしたorz。
源氏物語は谷崎潤一郎,瀬戸内寂聴,小林信彦『唐獅子源氏物語』,田辺聖子『新源氏物語』,橋本治『窯変源氏物語』など色々あります。
- 著作権保護期間の延長問題を考える国民会議 - thinkcopyright.org
発起人のサイト(一応,全員探してみました)
- 青空文庫
- 【海難記】 Wrecked on the Sea(仲俣暁生)
- 著作権保護期間の延長問題について考える
- 音楽配信メモ(津田大介)
- 「著作権保護期間の延長問題を考える国民会議」を発足しました&お願い
- ロック中年リハビリ日記・別館(増田聡)
- 「著作権保護期間の延長問題を考える国民会議」
- No_Extention - copyright(横山久芳)
- 日本版「ミッキーマウス延命法」?!
SPAM来襲 ― 2006/11/07 23:48
ちょっと目を離しておりましたら,トラックバックスパムの来襲にあっていました。
一つの記事に3つぐらいついておりまして,300件ぐらい退治したのではないでしょうか。
しばらく,トラックバックを止めて様子見です。
受付再開しました。
2006.11.10
どっち? ― 2006/08/24 00:45
今ちょっと興味があるのは,Bewaadさんのところの韓リフ先生のコメント
ロングテールをツインテールと間違えた時期がありました。
http://bewaad.com/20060823.html#c01
において“ツインテール”という文字から怪獣(帰ってきたウルトラマン)が頭に浮かぶ人と髪型が頭に浮かぶ人とどちらが多いか,どのような傾向があるかです。
帰ってきたウルトラマンを見ていた世代のいくらかや特撮好きの人は怪獣ではないかと考えるのですが,それ以外の人は怪獣の存在を知らず,ほとんど髪型のほうなのではないのかと思います。
また美少女系のアニメやゲームに親和性が高い人は間違いなく髪型でしょう。
図らずも,世代と好みの傾向(特撮とアニメ)ではっきり分かれる事例なのではないでしょうか。
これをどっちに取られるかで,見られ方が分かるかもしれません。
私はモロに世代なのでグドンに喰われるやられるほうが頭に浮かびます。
Googleイメージでの“ツインテール”の検索結果では圧倒的に髪型になっております。
怪獣のツインテールを知らない方のために若干説明をしておきますと『帰ってきたウルトラマン』で初登場した怪獣で,頭が下でエビゾリに直立しており,二本の尻尾が上の方で撥ねております。美少女ゲームに親しんでいる方は怪獣が由来であるといわれても納得してしまうでしょう。デザインは池谷仙克,造形は高山良策。中の人を感じさせない見事な造形です。
“増田本論争”のまとめ ― 2006/08/14 20:25
ご案内
このエントリは元々と学会誌17に拙ブログへのURIが示されましたのでその案内用に作成されました。
今後,“増田本論争”のまとめエントリとして拡充していく予定です。
なお,量が膨大になることが予想されますので,コメントは「“増田本論争”のまとめ」告知のコメント欄をお使いください。
と学会誌17をみてこられた方へ
- 拙ブログに収録してある増田本『日本型ヒーローが世界を救う』をめぐる論争(1,2)には稲葉先生は登場しておりません。(インタラクティヴ読書ノート別館の別館 - アメコミ論争再訪をご覧ください。)
流れにそって論争をお読みいただければわかりますが,増田本に好意的な論者は
- 「増田本に間違いがない」とは主張しておりません。
- 「日本のモノはとにかく素晴らしいのじゃぁー」という主張はしておりません。
コミックマーケット70のカタログ冊子版内のAIDE新聞(共信印刷株式会社発行)内の増田悦佐氏のインタビューもお読みいただくと主張がわかりやすいでしょう。
戻り用リンク:投稿順 増田本論争1,投稿順 増田本論争2
“増田本論争”のまとめ
結局のところ、ぼくも含めて多くの方は、松山氏ほど真剣にはアメコミを愛してはいないのです。
彼らは増田氏の本がもっともらしく口当たりが良ければそれでいいらしい
山本弘「こんな本で日本は救われない」と学会誌17 P.78
【経緯】
田中秀臣氏が『週刊東洋経済』に寄稿した増田悦佐『日本型ヒーローが世界を救う!』(宝島社)の書評を自分のブログ(Economics Lovers Live)に再掲載したところ,アメコミ愛好家がコメントを寄せ,論争になったもの。
松山氏をメインとする第一次増田論争(アメコミの現状,コミックコードをめぐる増田氏の記述)と堺三保氏,海法氏をメインとする第二次増田本論争(コミックスコード(規制)のアメコミ市場への影響について,“規制のある状態よりも無いほうが消費の多様性が豊か”の認否)が行われた。
関連リンク
旧Economics Lovers Liveでのメインの論争(ITOKの羊頭狗肉収録)
EconomicsLoversLive(現Elleの遺跡)の単独エントリ
- 『日本型ヒーローが世界を救う!』補遺(2006/04/24)
- 【まとめ】増田本関連(2006/05/21)
mixiでの論争
箱男氏のはてなダイアリー
- Amy Nyberg『SEAL OF APPROVAL: the history of COMICS CODE』とコミックスコードの影響(当ブログでの再録)
- 増田悦佐『日本型ヒーローが世界を救う!』(宝島社刊)(箱男)。書評(当ブログでの再録)
- スーパーヒーローコミックス=ロボットアニメ説(当ブログでの再録)
【流れ】
- [2006/04/14]田中氏,書評再掲。
- [2006/04/20 10:37]山形氏登場,“ぼくは著者のアメコミ観がそんなに変なものだとは思いません”。
- [2006/04/22 5:04]松山氏登場,“どんなに素晴らしい主張でもその主張を出すまでのプロセスがデタラメでは評論として失格だと思います”。
第一部増田本論争開始 - [2006/04/24 09:27]田中氏『日本型ヒーローが世界を救う!』補遺(Elleの遺跡)投稿。
- [2006/04/25 22:01]田中氏の宣言により第一次増田本論争終結
- [2006/05/20 14:24]堺三保氏登場,“例えば私はミシシッピ大学の出したSeal of Approvalというコミックスコードの歴史研究本を持ってたりするんですが、そこにもワーサム事件を契機とした公聴会を経て出版社が自主規制に踏み切った経緯がしっかり書かれてます”。
第二次増田本論争の始まり。 - [2006/05/20 17:07]海法氏登場,“X-MEN、FF、JLAのアメコミの中での売れ行きを考えれば、それらがマイナーな1割ではなく、9割以上の一般的なアメコミ認識であることは保証します”。
- [2006/05/21 13:03]田中氏新エントリ「【まとめ】増田本関連」(Elleの遺跡)投稿。田中氏による第二次増田本論争のとりあえずのまとめ
- [2006/05/21~2006/5/24]mixiにて論争があった模様(参照:インタラクティヴ読書ノート別館の別館 - アメコミ論争再訪。稲葉氏,海法氏,柳下氏の発言が掲載されています)
- [2006/05/22 19:43]田中氏の宣言により第二次増田本論争終結
- [2006/06/10]箱男氏「Amy Nyberg『SEAL OF APPROVAL: the history of COMICS CODE』とコミックスコードの影響」(再録)。“より重要なのはこの記述からはナイバーグがこの本のワーサムに関する論述で意図したものは彼の「研究者としての業績の再評価」だということがあきらかにわかる点だ。”。
コメント欄に田中氏,堺三保氏登場。コミックスコードの原因はワーサムに疑義(コミックスコード制定の元凶はワーサムに決まってるから増田氏の説は陰謀論という観点への疑義)。 - [2006/06/18]増田悦佐『日本型ヒーローが世界を救う!』(宝島社刊)(箱男)(再録)。箱男氏の書評。“むしろ増田はこういうべきではないのか
「アメリカンコミックスを日本で売りたいならちゃんと売れよアメリカ人」
と。” - [2006/06/26]箱男氏「スーパーヒーローコミックス=ロボットアニメ説」(再録)“いうまでもないことだが、私は「日本マンガと比較してスーパーヒーローコミックスはくだらない」という意見には与しない。”
コメント欄に田中氏登場。 - [2006/08/13]山本弘氏『と学会誌17』に「こんな本で日本は救われない」寄稿(P.78~)。“アメコミを読みこんできた人間より、アメコミに無知な増田氏や自分たちの考えの方が正しい、と主張するのである”。
- [2006/08/16]八田達夫編『都心回帰の経済学』とここでも増田悦佐(Economics Lovers Live) 田中氏による八田達夫編『都心回帰の経済学』(日本経済新聞社)での増田氏の論説紹介と問題点の指摘。
- [2006/08/17]アメコミ論争再訪(インタラクティヴ読書ノート別館の別館) にて議論継続。そのほかQWERTYキーボードについての議論との相似など。
- [2006/08/18]田中氏Economics Lovers Liveに「利権集団的になった「と学会」?」掲載。上記山本氏論説への批判。
- Elleの遺跡
- 論争当時は「Economics Lovers Live」。田中氏の主ブログであった。「Economics Lovers Live」は2006/05/24にhttp://d.hatena.ne.jp/tanakahidetomi/に移転。元サイトは2006/06/18 にマルチライター系ブログ「Elleの遺跡」として再出発した。その後,2007年4月で閉鎖。
以下,作成中
喪失 ― 2006/08/11 23:55
テレビに出るほどの有名人であれば,出演したインタビューなりバラエティ番組なりが流される。
しかし,声優というものはその声の露出とは裏腹に,映ることはあまりない。
名前すらも意識はされない。
新聞の片隅の記事だけで,気付かれないままひっそりと消えてゆきます。
だから,その存在を知っている我々も,その事態にショックを受けつつもどこか遠い国の出来事のように思ってしまう
そして,ある日何気なくその声を聞き思うのでしょう。ああ,もうこの声を聞くことは出来ない。
もはや喪われてしまったのだと。
18才と若い役には出演3作目(本格的には2作目)の声優が合っていたのかもしれない。
合掌
#『無敵鋼人ダイターン3』 破嵐 万丈役など 享年56歳
少女マンガは少女が出てくるマンガではありません。 ― 2006/08/08 01:42
『週刊新潮8月10日号』に,“「少女マンガ好き」麻生外相は「途中で降りる」?”という記事がございました。
以前(7/29 “インタビューから見える麻生外務大臣”)に麻生氏の像として,『メカビ』のインタビューで『ローゼンメイデン』を少女マンガだろ
と発言したことを元に,少女マンガあまりは読んだことがない。
と書きました。
ですので,外したかとドキドキしながら当該記事を確認してみました。
……またしても『ローゼンメイデン』でしたorz。
記述がなく,誰の発言かは不明なのですが,『ローゼンメイデン』を読んだことがないし,掲載誌も知らない方だと思われます。
通常,『ローゼンメイデン』が少女マンガとして紹介されることはありません。
何をもって少女マンガと考えているのかは興味深いです。
元ネタは『メカビ』のインタビューなんてところかもしれませんが。
また,『ローゼンメイデン』の紹介も何を参照したのかわかりませんが
これは“萌え系美少女”のアンティーク人形が多数登場し,その背中についたぜんまいを巻くと,人形の僕となってしまうという物語。
『週刊新潮8月10日号』P.136
と何やら恐怖マンガのような怪しげなものでございました。
これについては,1巻の斜め読みですとそう考えてしまう余地はあるかもしれません。
どちらにせよ父ちゃんが頑張る話だよな。
以上に大雑把であると思います。
ちょっとインターネットで検索をかけるとか,(問題のある記述があるという意見もありますが)Wikipedeiaでも調べればわかりそうなものなのに。
王監督退院 ― 2006/08/02 23:57
王監督が無事退院されたようで何よりです。
しかし,記者会見長すぎませんかね。
色々と気を使ってしまわれる方のようですから(車に乗り込むところでも挨拶されてましたし),マスコミの方々には気を使わせないよう配慮してもらいたいです。
最近のコメント